青森県にある宮崎旅館のホームページです。ねぷたまつり、弘前城にお越しの際にはぜひご利用ください。

名人 大山 康晴 先生

◆ 1923年−1992年
◆ 永世称号 十五世名人・永世十段・永世王位・永世棋聖・永世王将
◆ A級以上連続44期



大山康晴先生は、生前よく弘前にお見えになり、その際には当館を定宿としてご利用頂きました。
宮崎旅館の2代目館主、宮崎忠雄は、昭和29年に大山先生に初めてお目にかかる機会を得て、それをきっかけに昭和37年に日本将棋連盟津軽支部を設立することとなり、以後長く支部長を務めさせて頂きました。そのため、先生には長い間大変懇意にしていただき、一緒に将棋を指したり、揮毫の書を頂いたり、各地の研修旅行などに連れて行って頂くなど、貴重な体験をさせて頂きました。

そのような経緯もあって、当館の各部屋にはそれぞれ「歩の間」「角の間」「飛車の間」というように将棋の駒の名が付いております。
そして、例えば歩の間には「将棋は歩から」という先生の色紙が掛けられているなど、館内には先生から頂いた書を飾らせて頂いております。

当館には、お客様に将棋などを楽しんで頂けるよう、将棋盤などをご用意しています。将棋のクラブでのご利用なども承りますので、ご相談下さい。
そして、将棋好きの方も、そうでない方も、ふと先生の書に目を止めていただき、長く名人を保たれた先生のたたずまいを少し感じて頂ければ、と思っております。

※ご参考:『大山康晴の晩節』ちくま文庫 河口俊彦著